ほぼ毎日のように、セキュリティ犯罪に関する新しいニュースがメディアを飛び交っています。実際に、2020年の新型コロナウイルス禍において、 フィッシング攻撃は350%も増加しています。.あなたの会社は、安全なメールゲートウェイ、厳格な暗号化ポリシー、フィッシングアウェアネス(意識向上)トレーニングなど、フィッシング攻撃への十分な備えで、安全を確保している思っているかもしれません。しかし、メールの脅威は日々進化しています。あなたの会社と従業員は、このような進化し続ける脅威に対して十分な備えができているでしょうか?
メールセキュリティには、脅威に対するプロアクティブなアプローチが不可欠です。これが意味することとは、メールセキュリティの現状を根底から見直す必要があるということです。ここでは、メールセキュリティがすべての企業にとって最優先事項であるべき理由、高度メール脅威を見分ける方法、メールセキュリティ戦略を今すぐに強化するためのヒントについて解説しています。
このような脅威から免れることはできずに、しばしば甚大な被害が発生しています。例えば、2015年に起きた事例ですが、サイバー犯罪者がソニーの従業員になりすまし、マルウェアが仕込まれたメールを無防備な同僚に送りつけました。
その結果はどうでしょうか? 100TB以上のデータが盗まれ、ソニーは1億ドル以上の損失を被りました。テックジャイアントと呼ばれるGoogleやFacebookでさえ、メールセキュリティ攻撃の餌食になっています。2013年から2015年にかけて、ハッカーは本物そっくりの偽の請求書を両社に送りつけ、 この2年間で1億ドル以上をサイバー攻撃者は両社から手にしています。
元来、電子メールにはセキュリティが備わっていないため、フィッシングなどの脅威に対して特に脆弱であることが分かっています。当初、ハッカーたちは電子メール特有のアクセスのしやすさを利用して、「to」「from」アドレスの偽装などのスパムメールのプロトタイプを開発しました。
メールフィルターは、ホワイトリストやブラックリストを使って、こうした不審なメールを排除するための特定のパターンを探すために開発されました。また、多くの企業がメール認証に暗号鍵を使うことを試みました。
これに対抗して、ハッカーたちは情報を不正に入手する新しい方法を探求し続けてました。ハッカーたちはAOLの偽アカウントを開設してフィッシングメールを送り、最終的にはウイルス、マルウェア、ワームを作成して、不特定多数へ送りつけるようになりました。10年前には、すでに88%のメールがスパムメールになるという事態が発生することになりました。
多くの企業が、多要素認証やセキュアメールゲートウェイを実装すると同時に、フィッシング詐欺の見分け方を従業員に教育して、リスクの軽減に努力してきました。
しかし、リモートワークなどで従業員がさまざまな場所で仕事をすることは、防御すべきポイントが散在することにつながり、守るべき対象も増加することになります。この結果、ヒューマンエラーの可能性も高くなります。自宅で注意散漫になっている社員は、悪意のあるメールを簡単にクリックしてしまうかもしれません。
悪意のあるリンクや添付ファイルを含むメールが急増するにつれ、メールのセキュリティを強化するためにセキュアメールゲートウェイなどのフィッシング対策ソリューションの採用を決断する企業が増えてきました。しかし、このような対策にもかかわらず、今日でも、電子メールは大企業や中小企業にとって大きなリスクです。加えて、リモートワークの増加によって、セキュリティ担当者の仕事は複雑化の一途をたどっています。
こうした戦略は有効ですが、それだけでは限界があります。フィッシングは、4,200通に1通の割合で発生しています。なんと、 マルウェアの94%は、電子メールによって配信されています。このような現状を考えると、適切なメールセキュリティを備えていない場合、 発生する被害額と顧客への影響という点で、深刻な事態を招く可能性があると言えます。
2020年4月に発表されたFBIの報告書によると、クラウドベースのメールサービスを攻撃することで、米国内に20億ドルを超える被害を与えたと報じています。メールセキュリティを次のレベルに引き上げるために、APIを統合したメールボックスレベルのメールセキュリティ、AIを活用したフィッシングインシデント対応システム、高度なURLやマルウェア対策などの実装が必須になってきています。
これらの高度な対策手法によって高度な攻撃を防御、検出、対応、さらには予測することで、一歩先を行くセキュリティ対策に取り組むことができるようなります。
どのような脅威に備えることが必要でしょうか?詳しく見ていきましょう。
ホエーリングは、組織の上級管理職を狙ったフィッシングの一種です。FBIによると、 ホエーリングによって2018年には125億円超える被害が発生しました。その後もその被害は増大しています。多くの場合、サイバー攻撃者にとって最終的なゴールは、標的となる当事者を騙して、間違った銀行口座にお金を振り込ませたり、機密情報を漏洩させたりすることです。そのためには、ホエーリングでは、大掛かりな事前の調査や準備が必要です。サイバー攻撃者は、事前に集めた内部情報を巧みに活用して、役員や担当部長などの大物(クジラ)になりすまして、標的に忍び寄ってきます。
マルウェアは、不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称です。シマンテックによると、13件のWebリクエストのうち1件はマルウェアにつながるものであると報じています。また、アクセンチュアは、マルウェアの攻撃1件あたり、 50日の生産性が失われると指摘しています。コンピューターがマルウェアに感染すると、機密データ/個人情報の漏洩や主要機能の不全が発生する危険性があります。マルウェアの中には、本人に気づかれないように人の行動を監視するものもあります。マルウェアの代表的なものとして、ワーム、トロイの木馬、ウイルス、スパイウェアなどがあります。
メールセキュリティのベストプラクティスに従うことで、マルウェア、フィッシング、ビジネスメール詐欺(BEC)などから防御するための基盤を構築することができます。多くの場合、複数の戦術を複合的に組み合わせたものになります。つまり、プロアクティブに身を守るには、多面的なアプローチが必要になります。
多くの企業は、これらの方法のうちの1つか2つにしか実行していないのが現状ですが、それだけでは十分でないことを肝に銘じることです。サイバーセキュリティの脅威が変化し、高度化し続けています。ベストプラクティスもこれに追随して、更新しなければなりません。メールセキュリティへの階層的なアプローチによって、全方位でカバーするセキュリティ対策を周知徹底することです。
メールセキュリティを強化するテクノロジーと方策
フィッシングアセスメント
ファイアウォールとネットワークス防御
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サイバー攻撃に対するサイバーセキュリティレイヤーを強化する
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